ソロキャンプに行ってきましたーその2



完全に夕日が隠れると、あたりは焚き火やバーベキューなどの炎の明かりが美しく、子供たちは遊ぶのをやめてめいめいのテントに戻り楽しく食事タイムになります。
もともとキャンプ場の周辺は何もない静かな場所なのでこの時間位から聞こえる音は大人の大きくない会話が中心になります。

一人で気ままに食事の用意をする私は時折家庭の事情に耳を奪われながらも自由を楽しむことにします。

拾ってきた枝に火をつけ、やがて焚き火台に炎が作られると、洗ったお米に水を入れ、一人分のご飯を炊きます。その間網の上に包丁で3本切れ目を入れたウインナーと少しの焼肉を楽しみます。
炊きあがったであろうお米のふたを開けてみると奇跡のような完璧なそれはご飯になっていました。湯気の間から見せるつやつやとしたふっくらご飯、ウインナーの横で遠慮がちに焼いていた焼肉をタレにくぐらせてごはんの上に乗せ一気に口に運ぶと、目をつぶって遠い記憶をたどるときのようなしあわせ感につつまれます。

食事が一通り終わると、次はいよいよコーヒータイムです。
背もたれが長めのイスを買ったのも、私の心に寄り添うようにゆれる優しい炎をつくり出してくれるアンティークタイプのランタンを買ったのも、豆からひいた薫り高い一杯のコーヒーを主役にするめです。
がりがりとミルで挽く音と手に伝わる抵抗感を楽しみながら焚き火の残り火で沸騰したお湯で丁寧に少しづつ越していくと何とも言えない香りが身体を包みます。

足を投げ出し、チェアに身を任せ、
浅い角度で香りを楽しみながらゆっくりと体に入れると、真っ暗な夜空に満点の星たち。誰にも邪魔されない自由な自分だけの時。そんなときに身体は宇宙に完全にとけこむのです。



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